畳のお手入れと替え時

日本人の家に昔からあり、普段何気なく座ったり寝転んだりしている畳。長く快適に使うためにはどうしたらいいでしょうか。

畳の普段のお手入れ

畳の普段のお手入れお手入れといっても、難しいことはありません。ただ知っているのといないのとでは大違い。ちょっとしたことで、畳を快適に保ちましょう。

畳のお掃除

畳のお掃除は昔ながらのようにほうきで掃いてごみを取り除き、雑巾で乾拭きすれば十分です。ほうきがなければもちろん掃除機でも。ポイントは、いずれも畳の目に沿って、ゆっくりやること。掃除機はできれば本体を手に持ってかけた方が、埃が舞い上がらなくていいです。

畳の部屋に風を通そう

畳は湿気を嫌います。畳を外して干すことは難しくても、ぜひ晴れた日には窓を開けて風を通しましょう。
また畳の上に絨毯などを敷きっぱなしにするのは、通気性を悪くし、埃も溜まりやすくなってしまうでできるだけ避けてください。

畳替え

どんなに大切にしていても、長く使っていると畳はどうしても傷んできます。そんなときは畳の表替えをしたり、裏返しをしたり、また新調した方がいい場合もあります。

畳の新調、表替え、裏返しについて、目安と詳細はこちら≫

畳を綺麗にするには

畳を綺麗にするには生活していると、思いがけず畳が汚れてしまうことも。そんなときの対処法を紹介します。

畳のシミ・汚れ

飲み物などを溢してしまった場合、まずはできるだけ早く乾いたタオルやキッチンペーターなどでよく吸い取ってください。次にしっかりと固く絞った雑巾で水拭き、それから再度乾拭きをしましょう。できれば水拭きの後は扇風機やドライヤーの冷風で乾かすといいです。塩を巻き、畳の目に沿って歯ブラシで掻き出して掃除機で吸い取る方法もあります。いずれでも畳の表面を傷付けないように気を付けてください。

畳のカビ

少しのカビであれば消毒用のエタノールのスプレーし、15分ほど置いてから畳の目に沿って歯ブラシで優しくこすってください。落ちにくいようでしたらもう一度消毒用のエタノールのスプレーするところから繰り返し、カビが落ちたら最後にもう一度消毒用のエタノールをスプレーして乾拭きをし、乾燥させてください。換気をしながら、ゴム手袋やマスクをつけて行うといいでしょう。
お酢を使う場合は十倍に薄めて雑巾を浸し、しっかりと固く絞って水拭きしてから乾拭き、乾燥させてください。
カビの原因は湿気です。水拭きをして更に畳に水分を与えることは控え、普段から換気や除湿器等で通気性を保つように心がけましょう。新しい畳の方がより吸水性が高いので特に気を付けてください。

畳のダニ

畳に潜むダニは、死滅させてから除去することが大切です。死滅させるためには60度の熱にさらすか、薬剤を使うのが効果的。布団乾燥機やスチームアイロンを活用したり、市販の薬剤を用法用量を守って使ってください。そのあとに死骸などが残ると喘息やまたダニが発生する原因にもなるので必ず除去しましょう。
また日頃から畳の上の埃や垢や食べかすをきちんと取り除き、風通しをよくしておくことでダニの発生を予防できます。

汚れがひどい場合などは畳を替えたり新調することも視野に入れてみてください。

畳の新調、表替え、裏返しの料金表はこちら≫

最後に

畳は断熱性、保温性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく、省エネにも繋がります。またイ草の作用で空気が清浄され、新しい畳の香りはリラックス効果があります。更にクッション性があるので子供からお年寄りにも優しいです。
日々の簡単なお手入れで快適な畳の生活を送りましょう!