代表あいさつ
この度は当ホームページをご覧頂きましてありがとうございます。
株式会社いまい代表の今井隆英と申します。
茨城県土浦市出身ですが多摩市に移住後、父が畳工事専門店今井畳店を開業しました。
私は高校卒業後20歳くらいから家業である畳屋を手伝い、親子2代にわたり地域の畳屋さんとして60年以上、畳・襖を中心に内装工事の専門店として地域に密着した営業をしております。
近年和室の需要が減少していると言われている中、いまいは畳業界も常に未来を見据えて良き伝統を受け継ぎながら新しい事にもチャレンジを続けています。今後も国産材料選びからこだわり、洗練された技術でのお仕事を通して、お客様に満足していただけるよう努力してまいります。
株式会社いまい 代表 今井隆英
1、起業するまでの経緯
ー 先代から引き継ぐ前はどんな仕事をしていましたか?
最初はまったく継ぐ気はなかったんです。
時代は高度経済成長期。
それでも毎朝、満員電車に揺られて出勤するサラリーマンにはなりたくなかったです。
当初は小学校の教師になりたくて教員免許の勉強をしていましたが、家業である畳屋の仕事に従事する父は大変そうだと思いながら見ていました。
しかも当時は機械などなく手縫いの時代でした。
そんな父の仕事を教員免許の勉強をしながら手伝いし始めました。
ただ、手伝いを始めると父と一緒にお客様のところ行くと、度々、「仕事だけは覚えておいた方が良い」「手に職をつけておいたほうがよい」と言われることが多かったんです。
祖父は朝日新聞の記者でした。家を空けることが多く、家族との時間が取れない、父はそんな祖父のようにはなりたくなかったようです。
ただ、祖父は朝日新聞退職後、司法書士の資格を取得し、地元では名士として有名でした。
土浦に飛行船のツェッペリン号が来たときは同乗したこともあったんですよ。
ー なぜ畳屋を継ぎましたか?
私が47歳のとき、父は78歳で他界しました。
父はことあるごとに「畳だけではダメだ」と言っていたのを思い出します。
それで父の遺志を継ぎ、畳だけではなく和室を中心としたリフォームも手がけるようになりました。
2、引き継いでから現在まで
当時は自分でチラシをつくって手配りで配布しました。またご利用いただいたお客様には定期的にはがきを出して、張替え需要を取り込んでいきました。
引き継いだ当初はなんでも自分でやりました。当時支えてくれた妻をはじめ、周囲の人との縁に助けられ、とても感謝しています。
ー 挫折や困難はありましたか?
時代とともにフローリングが増え、畳の需要が減ってきたことです。
ー それをどのように乗り越えましたか?
畳だけでなく、リフォームやふすま障子、網戸など幅広く手掛けるように心がけ、畳の仕事が少ないときも売上を確保することができました。
畳職人としての仕事はだれでも出来ます。先代と比べて…職人というより、トータルでお客様にご提案できる経営者としての意識を強くすることを目指しました。
ー その経験から得られたものはなんですか?
いろいろな客への対応が大変だったでしたが、それがいい勉強になり、現在では人を見る目が養われたと思います。
畳の仕事は見た目にもキレイになる仕事なので、10人中10人が喜んでくれるとてもやりがいのある仕事だと思っています。
3、今後の抱負・展望
自分の年齢も考えると、これからは質の高い価値ある仕事をしていきたい。
現在では協力業者もよいところとの連携が取れており、畳だけでなくリフォームでも良い仕事ができる体制が整っている。
これからもより良い仕事を通じて、格好良い歳のとり方をしていきたい。
4、お客様へのメッセージ
お客様の状況に合わせて一番よいもの、ご満足いただけるものを提供したいと思っております。
利益を確保するのはもちろんでありますが、なにより、お客様満足のために最大限やれることはやっていきたいです。お気軽にお問い合わせください。